多種多様なHDMIキャプチャーボード
ゲーム配信、Youtubeなどのストリーミング配信などで利用される、HDMIキャプチャーボード、数万円する高額商品から、2千円前後の機種まで沢山の製品が出ています。
以前導入した際には、大手メーカーが出す製品を比較して導入を行いました。
以前の関連記事: サンワダイレクト USB-HDMIカメラアダプタ UVC対応
今回は、千円から二千円の価格帯の製品も含めて10製品程度の動作確認を実施しました。画質やレスポンス、遅延などは、製品により差が出てくるようでしたが、HDMIをキャプチャーするという基本機能は、WindowsのPCで利用する限り動作しないといったことはなかったです。逆に、大抵の用途では、価格の安い製品の選択で良いと思いました。
Ubuntuでの利用 20.04 18.04で動作確認
非常に多くの製品が、上手く動作しませんでした。
HDMIケーブルの抜き差しなどで、画面キャプチャーが始まるといった、動作不安定の製品が多かったです。
CAM LINK 4K利用不可
WEBのコミュニティなどで調べた内容ですが、Ubuntuでの利用は出来ませんでした。UVCにきれいに対応出来ていないようです。
数多くのHDMIキャプチャーボード
多くのキャプチャーボードが、雑音、砂嵐状態となったりと、動作が安定しませんでした。Ubuntu側、パソコン側のボードとの相性もあると思います。
ケーブルの抜き差しで、画像が表示されるケースは多くありました。
HDMIキャプチャーボード経由Python OpenCVでのVideoCapute
やりたかったのは、Ubuntuのサーバーマシーンで、スケジュールされたタイミングでHDMIのキャプチャーを実施したかったです。プログラムとして、PythonのOpenCVを用いて、VideoCaptureを行うスクリプトを準備して、HDMIキャプチャーのUSBストリーミング出力をキャプチャーするという方法です。
import cv2 as cv
cap = cv.VideoCapture(0)
ret, frame = cap.read()
cap.release()
スケジュールされたタイミングで画像としてキャプチャーを実施するのですが、HDMIキャプチャーボードのHDMIがうまくリンクできておらず、画像が砂嵐となりました。
上手くHDMIがリンクしなかった際のキャプチャー画像
実際に不具合が発生しなかったHDMIキャプチャーデバイス2選
※ 動作保証するという内容ではございません。私の環境での正常動作の確認が取れた製品の紹介です。
TreasLin キャプチャーボード PC不要 HDMI録画機 HSV3261
HDMIのリンクがうまく行っていないので、外部電源を用いて、PC側ストリーミング出力に左右されないキャプチャーボードは、上手く動作すると考え、利用してみました。
現時点、問題なく稼働しています。
SNJANTZ HDMI キャプチャーボード ゲームキャプチャー USB3.0 ビデオキャプチャカード
これは、2千円前後の価格帯の、外見は、他製品と同様のHDMIキャプチャーデバイスなのですが、上手く動作しました。スケジュールされたタイミングでの画像保存時に砂嵐とならずに、HDMIキャプチャーが出来ておりました。
Ubuntu接続HDMIキャプチャー結論
高価な製品の選択となりますが、TreasLin キャプチャーボード HSV3261を利用しております。(数週間利用しましたが、安定動作中)
PC未接続時もHDMIキャプチャーが出来る=HDMIのリンクが安定している、外部電源利用(キャプチャー開始時点の通電などでない)と、動作方式からも、今回の要件に適した製品と考えております。