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2GBの DDR4 non-ECCシステムメモリにメモリ増設

高機能なNASサーバーSynology、モデルによりCPUと搭載メモリ容量が異なります。
2ドライブNASのラインナップとして、Jシリーズ(DS220j)Valueシリーズ(DS218, DS218play)Plusシリーズ(DS220+, DS720+)が展開されております。

家庭でのNAS利用ならば、CPUパワーやメモリ容量も最低限で十分問題ないのですが、Synology単体で、Publicにサービス公開(WEBサービス、MAILサービス、DNSサービス、PHPやPythonプログラム動作など)が可能であり、少し使い込むとCPUパワー、メモリ容量が必要と感じさせられます。

私も、Jモデル(Synology DS218J)の利用から初めて、今回購入する際には、CPUパワーとメモリ容量も加味してPlusシリーズのDS220+を選択して購入しました。

また、CPU処理性能にも関係しますが、それ以上に最大メモリ容量が増設出来るPlusシリーズでは、提供機能にも差分があり、仮想マシン(Virtual Machine Manager)が利用可能と大きな機能の追加から、各種機能の上限値が異なります。最大ユーザーカウント数など。

DDR4のシステムメモリだけでなく、DS720+では、NVMeタイプのSSDも追加可能で、更に高速な領域と組み合わせて、より高度なサーバー機能が運用可能そうです。
この差分が、良く分からずDS220+を導入しましたが、Windowsサーバーの動作も明示されているので、Windows仮想環境を利用したい際は、DS720+の方が良いのかもしれません。(私は、DS220+でWindowsが使用に耐えれない性能だったので、Windowsゲストの利用を諦めました)

DS220jDS218DS220+DS720+
CPURealteck RTD1296Realtek RTD1296Intel Celeron J4025Intel Celeron J4125
CPUスペック4-core 1.4 GHz4-core 1.4 GHz2-core 2.0 / 2.9 GHz4-core 2.0 / 2.7 GHz
システムメモリ512MB DDR4 non-ECC2GB DDR4 non-ECC2GB DDR4 non-ECC2GB DDR4 non-ECC
メモリスロットなしなし1スロット1スロット
最大メモリ2GB2GB6GB (2GB + 4GB)6GB (2GB + 4GB)
追加M.2ドライブなしなしなし2 (NVMe)

Synology 製品ページ: https://www.synology.com/ja-jp/products

増設メモリの選定

当然、Synology純正オプションのメモリが導入時の、最優先候補となります。
モデルごとにオプションメモリが準備されており、DS220+向けには、D4NESO-2666-4Gというメモリオプションが準備されております。
メモリとしては、DDR4-2,666-SODIMM / 4GBとなり、メモリ速度2666MHz、アンバッファのSO-DIMMとなります。

D4NESO-2666-4G

  • DDR4 non-ECC Unbuffered SODIMM
  • EAN: 4711174723669
  • 容量: 4GB
  • 適用機種:
    • 20 シリーズ: RS820RP+, RS820+, DS920+, DS720+, DS420+, DS220+
    • 19 シリーズ: DS2419+, DS2419+II, DS1819+, DVA3219
    • 18 シリーズ: DS1618+

少し価格を確認したのですが、やはり少し割高を感じました。NSA向けであり高信頼メモリは必要だと思います。社外のメモリ増設は、完全に自己責任となります。最近10年以上はメモリで苦しんだこともないので、社外メモリを選択しました。

CPUが、Intel Celeron J4025であり、Mobile向けのCPUとなります。メモリーの仕様は、DDR4/LPDDR4 upto 2400 MT/sとなります。つまり、2400MHzまでの対応となります。ちなみに、最大メモリ容量は、8GBとなります。
DS220+は、すでに2GB搭載済みなので、4GB増設が現実解となります。
また、純正オプションでは、2,666MHzのメモリが提供されているようなのですが、CPUが対応していないという事もあり、2400MHzの4GBメモリを購入して増設しました。

1900円でCFD販売メモリ PC4-19200(DDR4-2400) 4GB×1枚 1.2V対応 260pin SO-DIMM (無期限保証)を購入しました。

非正規品4GB DDR4 SDRAMを増設

メモリ増設前の管理画面

メモリ増設前のシステム管理画面です。合計物理メモリ容量は、2048MBとなっております。

4GB SO-DIMM増設作業

こちらが購入したメモリとなります。CFD販売メモリ PC4-19200(DDR4-2400) 4GB×1枚 1.2V対応 260pin SO-DIMM (無期限保証)

Synology DS220+のフロントを開けて、ドライブを取り外した状態です。メモリスロットが手前に分かりやすく設置されております。

メモリ増設前の状態です。

購入したメモリをメモリスロットに設置した状態です。

PCのメモリ増設以上に、設置しやすい場所にスロットもあり、簡単な作業だと思います。

メモリ増設後の管理画面

メモリ増設後の管理画面です。無事に合計物理メモリ容量6144MBを認識しておりました。
純正のメーカーオプションでない、サポート外のメモリ増設はドキドキする内容ではありますが、特にSynology側がブロックすることもなく、無事にメモリ増設を実施し、現在も問題なく運用しております。

メモリ増加後の稼働状況

Virtual Machineなど、メモリを特に利用するサービスも利用中です。
注目すべきは、キャッシュ済み部分1.8GB、空き容量126MBだと思います。メモリを搭載した分だけ有効活用出来そうなので、全体的な動作にも大きく改善出来るのだと思います。標準搭載の2GBであり、利用方法にもよりますが、大半のケースでメモリ増設をした方が良いと思います。

ひさびさのSynology

灼熱の夏、外出時に、Linuxサーバーのブートディスクに利用していたRAIDケースが壊れてシステムダウン。導入時も色々考えて、ベストな構成と考えていたのに残念な結果。結局、1年未満の運用でした。
USBブートとして、ディスクの故障は、ディスク交換、サーバーの故障は、USB接続先のサーバーを変更して継続稼働と考えておりました。まさか、一番信頼性の欲しいRAIDケースが壊れてしまうとは。
シンプルが良いので、e-SATA、USBなどの有線接続のRAIDケースを重点的に探したのですが、見つからず、NASを利用することにしました。長年の自宅サーバー、実質HDDなどディスクしかハードウェアの故障は経験したことがありません。(今回のRAIDケースと)
現時点で、各社のNASを見比べましたが、やはり洗練されていたのはSynologyでした。(ブートディスクは、内臓ディスクにして、WEBサーバーなど運用サービスの領域にNASをNFSマウントして利用することにしました。ブート領域は、non-RAID構成となりましたが、サーバーを2重化しました)

進化したSynologyに機能をオフロード

以前、WEBサーバーなど、サービス提供用途で、Synology(DS218J)を利用していた時には、WEBサーバーそのものから、Synologyを利用しておりました。ただ、WEBサーバーのアクセスが増えて、Synologyでは負荷に耐え切れず、利用を諦めました。通常のPCを利用したWEBサービスの提供に切り替えておりました。
以前利用した際に、WEBサービスを提供するにあたり、非常に便利な機能がSynologyにはたくさん搭載されておりました。
処理性能不足で困りたくない、だけど、便利な機能は積極的に利用したい

 以前のSynologyユーザーとして便利だと感じた機能

少し、過去の投稿をさがしてみようと検索してみましたが、とても多くの機能を利用しておりました。

今回の決断(利用を決めた機能)

メモリ増設

  • Synology Drive
  • Hyper Backup
  • Link Aggregation
  • リバースプロキシ
  • 証明書
  • DDNS
  • NFS v4
  • Virtual Machine

採用見送り機能

Synology DS220+購入時にWEBページなどを見ていて、利用したいと考えていて、実際に利用しなかった機能の紹介です。もちろん、利用したかったので試行錯誤してみましたが、想定外の機能仕様や、動作状態だったので、今回は利用を見送りました。

Docker ・ Docker swarm

このサイトも、めざましじゃんけん広場もすべてのWEBサービスは、Dockerというコンテナを用いて提供しております。Synology DS220でDockerをサポートしていたので、管理ツールのコンテナなどを利用したかったのですが、、、、

利用を見送った理由は、Synologyのカスタマイズが大きく、フォルダー構成が独自だったためです。具体的に、「/var/run/docker.sock」は、Synologyで存在したが、「/var/lib/docker/volumes」は、Synologyでは存在しませんでした。おそらく、「/volume1/docker/」や「/volume2/docker」など、アプリをインストールした際に出来るユーザーデーター領域に作成される仕様のようです。

Virtual Machine (Windows)

かなり期待していたのが、Virtual Machineです。この機能を利用したくて、このグレードを選択したと言ってもいいほど期待していた機能です。どうしても、アプリケーションレイヤーのコンテナでは代替できない、Windows OSの固有機能を利用したくて、今までLinux上のKVMで運用しておりました。安定したRAID構成、Synology上で、このWindowsが運用出来たら楽だなと感じておりました。特に、Synologyの安定したWEB UIからWindowsのコンソールにスムーズに入れるのは魅力的だなと考えておりました。

結果として、インストール時点で、とても長い時間がかかりました。そして、動作も非常にもっさりとしておりました。Windows10を入れたのですが、最低スペックギリギリでした。Windows10をSynologyのVirtual Madchineで利用するには、性能が足りませんでした。

※ 最終的にLinuxをVirtual Machineで利用しています。機能には非常に満足、Windowsを動かすにはスペック不足か?(Synologyの上位機種で、割り当てコア数を上げて、SSDで運用するとどうなるのか少し気になりました)

GeFroceのGPUアップグレードしました

先日、Geforce RTX 3700 Tiを購入しました。実は、少し前(2か月ぐらい前)に底値として購入した時点から、1万円以上も値が下がっています。2-3日前に、RTX4000シリーズの情報がリークされました。マイニング上の低下、供給状況の改善、新モデルの発表直前、RTX3000シリーズも潤沢に在庫があるわけではないと思うので、今が購入に適しているのかなと考えております。RTX4000シリーズも気になります。

買い時が難しいGPU、今が買い時?ねらい目は、少しハイエンド?

前回の検討:2020年7月個人向け深層学習・機械学習向けGPU (NVIDIA RTX Voiceも利用)
二つ前のGPU:GeForce GTX 1660 SUPER 導入しました
現在利用しているGPU:高性能GPUには、見合ったCPU導入必須(NVIDIA RTX 2060 SUPER)

MSI GeForce RTX 2060 SUPERを利用しておりました。マイニング需要に加えて、半導体不足もあり、最近はGeForce RTX 2000番台を見つけることは難しかったです。特に、RTX2060 SUPERは、まったく見当たりませんでした。
2020年7月に、MSI GeForce RTX 2060 SUPER VENTUS XS J OC 49,914円で購入しておりました。
ちなみに、その前のGeForce GTX 1660 SUPERは、23,122円で購入していました。

ディープラーニング(Deep Learning)深層学習、ニューラルネットワーク(ディープニューラルネットワーク、Deep Neural Network: DNN)による機械学習向けにGeForceを利用しておりました。
そして、RTX2060 SUPER購入の購入動機となった、NVIDIAのRTX Voice(現在のNVIDIA BROADCAST)を日々利用しております。NVIDIA BROADCASTは、非常に強力なノイズキャンセル機能を提供しており、Zoom, Skype, Microsoft Teams, WebExなどのオンラインでのコミュニケーションで非常に役立ちます。
そして、外出自粛も長引き、パソコンのゲームも、結構ヘビーに行うようになりました。

今回は、PCゲームに向けたGPUのバージョンアップが一番の購入動機です。

  • PCゲームを快適に楽しみたい(エーペックスレジェンズ (‎Apex Legends™)、フォートナイト(Fortnite)
  • NVIDIA BROADCASTの快適な利用、特にゲーム実行時NVIDIA RTX Voice 最強のノイズ除去
  • YOLO, DarknetなどDNN実施時のGPUメモリ不足(out of memory)回避、メモリ不足回避の学習回数増加による学習時間短縮

グラフィックカードのメーカーですが、NVIDIAかAMDとなり、それぞれNVIDIAからGeForce、AMDからRadeonがリリースされています。
各種ツールとの親和性を考えると、GeForce一択となります

NVIDIAのGeForce RTX 30XXシリーズ(3060 Ti、3070、3070 Ti)が候補となります。

今回検討している、RTX30シリーズですが、従来からGPUが持ってきたシェーダユニット(NVIDIAがCUDAコアと呼んでいるエンジンから構成される描画エンジンのこと)に加えて、リアルタイム・レイトレーシングと呼ばれる影や映り込みの動きを物理的に計算して描画していく機能をハードウェアで行なうRTコア、そしてAIの処理をハードウェアで行なうTensor(テンサー)コアの2つのハードウェアを追加した。従来のGPUに比べてより写真品質に近い描画をリアルタイムに行なうことが可能になり、NVIDIAが提供するDLSS 2.0(ディーエルエスエスツーポイントオー)と呼ばれるAIを利用した描画向上機能を利用すると、同じ解像度でもより高い品質で描画し、フレームレート(1秒間に表示できるフレームの数のこと、このフレームレートが高ければ高いほど、高速にゲームで表示できることを意味する)を引き上げる。新しいウィンドウで開きます

NVIDIAのGPUコアは「CUDA(クーダ)コア」と呼ばれます。一般的には「シェイダープロセッサ(Shader Processor)」、「ストリームプロセッサ(Stream Processor)」などと呼びます。

GPU導入候補比較表

価格を考えると、GeForce RTX 3060 Tiが、最有力候補だと思います。ベンチマーク結果も非常によく、RTXのエントリーモデルとして非常に優秀だともいます。
ベンチマーク・性能テストの結果により、コストパフォーマンスの良い機種を、個人個人の価値観で選ぶことになります。

性能比較:[ドスパラ]グラフィックボード・ビデオカード性能比較ベンチマークテスト

GPUGeForce RTX 2060 SUPERGeFoce RTX 3060 TiGeFoce RTX 3070GeFoce RTX 3070 TiGeFoce RTX 3080 Ti
価格イメージ
2020/07
46,50068,50084,00084,000121,000
メモリサイズ8GB8GB8GB8GB10GB
メモリ規格
GDDDR6
GDDR6GDDR6GDDR6GDDR6
CUDA(SP数)21764865588861448704
消費電力175W200W220W290W320W
サイズ
205x127x43 mm
235x124x42 mm232x124x52 mm316x121x56 mm305x120x57 mm

MSIの GeForce RTX のVENTUSモデルをベースに比較

快適なゲーム・NVIDIA BROADCAT・深層学習向けGPU比較結果

  1. RTX3060 Tiが最有力候補でした。ただし、購入時点で、在庫がなく、3070との価格差が、本日時点よりも小さかったです。3070を視野に入れると、3070Tiの価格差がほとんどなく、3070 Tiが高価ですが、一番コストパフォーマンスが良いと判断しました。
  2. 妥協なく、最善の選択が出来たと考えております。
    前回、RTX 2060 SUPERを選んだ際も、妥協なく選択肢、RTX2000シリーズで一番コストパフォーマンスが良かったと、今でも考えております。
  3. RTXでなければ、現在も販売されている、GTX 1060 SUPERはコストパフォーマンスも高く今でもお勧めのグラフィックカードです。

RTX3600 Tiがベストな選択だと思います。私のケースでは、少しロマンを上澄みして、RTX3070 Tiという高級GPUが最終的な選択となりました。

RTX4000シリーズ。そろそろ、価格も落ち着いて、もう少し導入しやすい値段で市場に流通してほしいですね。ゲーム需要も上がっていますし。

初日、土曜日。実質の本番、月曜日。ともに、不具合を抱えつつスタート!

2022年9月サーバー環境移行

2019年7月29日より、3520回のじゃんけん結果を蓄積し、結果を配信してきました。

録画のできない、やり直しの出来ない、デジタル放送のデータ放送(dボタン)めざましじゃんけん。そして、テレビ/電波放送の特徴である同時配信。テレビの画面をAI(人工知能)が見ながら、じゃんけん結果を記録し、今までのじゃんけん結果から次のじゃんけん予想を行います。

じゃんけん、前後から、ホームページの閲覧者が増えて、じゃんけん時には、おそらくページ更新もされて、非常に多くのアクセスが集中します。
本日:朝の放送時間6:00-8:00に500人の訪問者がこられております。

この夏は、熱もあり、システムの停止に悩まされ、物理的な利用機器の変更。そして、システムの全体的な変更を行いました。

2022年9月5日(月)

平日稼働初日。めざましテレビ放送中に約500人の訪問者を処理しました。
第1戦目に、不具合を見つけて、めざましテレビ終了後に、原因と思われる部分の修正を行いました。原因への100%の確証があるわけでないので、明日以降の稼働で、同じエラーが出ない事を願います。

2022年9月6日(火)

全戦不参加!! 月曜日に気付くべきだった。
ディスクの性能不足により、システムの連携がうまくいっていない。

2022年9月7日(水)、8日(木)、9日(金)

仮対策を行い、構築したい構成に少しづつ変化させて本番を乗り切りました!!

めざましじゃんけん広場 参加者募集中!

https://janken.own-cloud.com/

めざましじゃんけんの結果予想を登録し、他参加者と競うコミュニティサイトを開設しております。

人間の参加、プログラムの参加お待ちしております。
現時点、ものすごく勝率の高いユーザー様が、全戦参加されております。
この度は、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。@hiroppy_1953 

技術的な話

夏にディスク機器が壊れました。HDDおよびSSDのRAIDボックスが1台ずつ壊れました。
やはり、FANや温度管理もしっかりしているNASを用いようと思い、NASの導入を行いました。

久々のSynologyです。せっかくなので、個人にしては、Synologyの少しハイエンドモデルを購入しました。前回、エントリーレベルのSynologyを、めざましじゃんけんシステムに組み込んでいたのですが、各種負荷などに耐え切れず、システムから切り離しました。
そして、ハイエンドモデルならではの、Virtual Machine Managerも利用したかったです。

現時点、Synology D220+で利用している機能。(当初計画からは少し変わってきています、性能・機能により利用を断念した部分もあります) 

  • リバースプロキシ機能
  • セキュリティ証明書
  • Virtual Machine Manager (Linuxを1台動作させております)
  • 各種システムの運用ボリュームのNFS提供
  • 各種バックアップ ホスト向け(Windows、Linux)
  • Synology D220+のデーターは、Synology D218Jにバックアップ ← Hyper Backup便利!

面白いシステムが組めたので、時間を見つけて記事化して行きたいです。(Docker swarm、Portainerなど)

そして、サーバーも、IntelのNUCを導入しました。
現時点は、自作PCを利用してメインサーバーとしておりました。こちら、発熱も大きく、原因不明のシステムダウンを数回経験しておりました。おそらく、熱による問題だと思います。導入当初は、グラフィックボードのドライバーが起因したトラブルに悩まされました。
改めて、実感した、製品として完成度の高い、Intel NUCを再導入。
自作PCの前は、Intel NUCを利用しておりました。発熱も小さく、非常に安定している。Linux対応の機種は、ドライバーなども安定して利用できる。
そして、今回は、Intel NUCを2台用いた、クラスタ構成を構築しました。
つまり、1台が停止しても、もう一つのサーバーで運用が継続されます。

普段は、負荷分散されて、より高速なWEBページの運用。そして、障害時も運用継続と、理想的なシステムが仕上がりました。各種ソフトウェアの進化も存分に体感した、システム更改となりました。

NVIDIA BROADCAST 1.0.0.33リリース

ノイズキャンセル・ノイズ除去機能を提供する、NVIDIA BROADCASTをを開いたところ、新バージョンがあるとメッセージが表示されました。
早速、新しいバージョンである、1.0.0.33をインストールしてみました。

関連記事

リリースノート

NVIDIA BROADCAST 1.0.0.33のリリースノートは見つかりませんでした。

同時にリリースされたGeForceドライバーのページに、NVIDIA BROADCASTの修正にも触れられておりました。

ノイズ除去と仮想背景に修正が入ったようです。
すでに実用で困ることない品質であり、定期的な機能や品質の向上はありがたい限りです。

Release 455 Driver for Windows, Version 457.51

What’s New in Release 455
This section summarizes the driver changes previously introduced in Release 455.
 Supports CUDA 11.1.
 SLI Profiles
Added or updated the following SLI profiles:
• Baldur's Gate 3
• Comanche (NVIDIA Turing GPUs only)
• Crusader Kings III
• Disintegration (NVIDIA Turing GPUs only
• Population Zero
• RIDE 4 (NVIDIA Turing GPUs only)
• Rocket Arena (NVIDIA Turing GPUs only)
• The Blackout Club (NVIDIA Turing GPUs only)
 Administrator privileges are now required to perform EDID override.
 Added support for GeForce RTX 3070, 3080, and 3090 GPUs2
 NVIDIA Control Panel > Manage 3D Settings:
“Max Q Dynamic Boost” setting renamed to “Dynamic Boost”.
 Adds support for new G-SYNC compatible monitors.
Select the driver version under the Driver Needed column to display new monitors supported
in that driver.
 GeForce Experience Automatic Performance Tuning for GeForce RTX 30-series and RTX 20-
series
 GeForce Experience in-game performance monitoring for GeForce GTX 600 series and above
 ShadowPlay gameplay recording now supports HDR on GTX 900-series and above (RTX 3090
can capture 8K 30fps HDR)
 NVIDIA Broadcast app with AI-powered noise removal and virtual background


関連記事:

NVIDIA BROADCAST
NVIDIA RTX Voice 最強のノイズ除去

NVIDIA BROADCASTの強力ノイズキャンセルを利用したい

NVIDIAがNVIDIA RTX Voiceをリリースした時点から、そのノイズキャンセルの機能の強さに感激し、NVIDIA RTXなどのGPUがない環境でも、このノイズキャンセル機能を利用したかったです。

  • GPUを搭載しないノートPCでのZoomやTeamsでの通話にノイズキャンセルマイク
  • スマホでの通話にノイズキャンセルマイク
  • GPUのない環境でのノイズ除去を実施したオーディオ入力

メモを取りながらのミーティングなどで、キーボード音が気になり、ZoomやTeamsなりの機能でこまめにミュート操作など、いろいろ不便であり、タイミングのもたつきなども気になっておりました。

Thunderbolt 3によりGPUの外付けが行える時代なのですが、費用面も高く、Thunderbolt 3の搭載がノートPCが中心となり、さすがに数枚もGPUを利用できないなと色々考えておりました。(デスクトップPCもThunderbolt 3対応にするか、けど、スマートフォンやiPadなどでも、このNVIDIAの強力なノイズキャンセルを利用したい)

NVIDIA BROADCASTシステム概要

NVIDIA RTXを搭載しNVIDIA BROADCASTをインストールしたPCに一度音を通し再度出力される、音声のノイズキャンセルを実現することが出来ました。
内容は、簡単なのですが、情報を探し出すのが難しかったです。音声など関連する情報が多い分野でもあり、ポイントは以下となりました。

  • PCマイクの音声をモニタリング
  • PCマイクの音声をスピーカーに出力
  • PCマイクの音声を自分で聞く
  • PCへの入力音声をノイズキャンセルソフトを通して出力する

NVIDIA BROADCASTは、インストール後に、仮想のマイクとスピーカーが準備されます。それぞれ、物理デバイスとのマッピングを行えば、マッピングした物理マイクの音声がNVIDIA BROADCASTのNoise Removal機能を用いてノイズ除去され、仮想マイクの出力となります。

  • NVIDIA BROADCASTの仮想マイクにノイズ除去後の音声を出す
  • NVIDIA BROADCASTの仮想マイクの出力を、モニタリングする
  • NVIDIA BROADCASTの仮想マイクの出力を、特定の出力にマッピングする

Windowsでのマイク入力の出力設定

Windowsでは、各マイクデバイスに対して、マイク入力を特定の音声出力端子にマッピングすることにより、自分の声などの入力音声のモニタリングが行えるようです。
この機能を用いて、NVIDIA BroadcastのNoise Removalを通した音声を、PCから出すように設定します。

<マイク:生の音声>→<ノイズ除去の音声>→<NVIDIA Broadcastの仮想マイク>→<PCから音声出力>→他PCのマイク入力やスマートフォンのマイク端子へ

サウンド設定より「サウンドコントロールパネル」を表示します。

サウンドコントロールパネルより、NVIDIA Broadcastの仮想マイクを選択し、プロパティを開きます。

マイクのプロパティの「聴く」タブより、このデバイスを聴くの設定を行います。

追加の投資をすることなく、実現できました。

どこかで、NVIDIA BROADCASTのNoise Removalのすごさもレビューしたいです。
この機能のために、私は、現役のGTXからRTXに乗り換えました。

EaseUS Todo Backup Free 12.5

昨年の9月にもメインPCの起動ディスクの容量アップを行っております。
参考記事:Windows起動ディスク交換

今回は、M.2 SSDを導入しました。
当然、SATA接続のSSDと比べて、起動時間なども体感で断然に早くなりました。

11.5では無料で利用出来たシステムクローンが、今回はFree版に含まれなくなりました。これは、残念ですが、優れた機能であり仕方がないです。

EaseUS Todo Backupを用いたシステムクローン

体験版が準備されていたので、体験版を用いて、システムクローンを実施します。

以下、実行時の画面コピーです。

システムコピーを選択し、コピー先のディスクを選択します。

BIOSより起動順序の変更

起動時に、「F2」や「DEL」キーを押下し、BIOSに入り、起動ディスクの変更を行い、クローンで作成したディスクよりWindowsを起動させます。

起動ディスクのサイズが、古いディスクのディスクサイズとなっているので、「ディスクの管理」より容量拡張を行います。

その他Tips

古いディスクのパーティション削除(回復パーティション)

ディスク管理画面のGUIより削除できないパーティション(EFIシステムパーティション)は、コマンドラインでのパーティション開放が必要となります。
以下、パーティション削除に必要なコマンドです。

diskpart

Diskpartコンソールに入り、パーティション操作をしたいDiskを選択します。selectディスクでディスク選択をすると、list diskで選択したディスクにアスタリスク(*)が表示されます。

list disk

select disk 0

list disk

選択したディスクで、削除対象パーティションをselectし、削除コマンドを実行します。

NVIDIA RTX 2060 SUPER と AMD Ryzen 5 3600X 導入

Intel Core i7-6700の環境に、NVIDIA RTX 2060 SUPERを導入しました。
参考記事: 2020年7月個人向け深層学習・機械学習向けGPU (NVIDIA RTX Voiceも利用)

新しいGPUを導入し、ネットゲームをしたところ、ラグがひどい状況。(画面がかくかくする)
少し調べたところ、GPUとCPUのアンバランスが原因でした。CPUは、それなりで十分と考えておりました。
ゲームのメインロジック部分、銃弾の軌道や当たり判定などの演算には、CPUが利用されており、GPUは描写。少し考えれば当然の事でした。
特に、ネットゲームでは、これらの速さなりが大切なようです。

仕方なく、CPUを交換しました。初めてのAMDです。
Ryzen 5 3600で良かったのですが、3600Xとの価格差が小さかったので、AMD Ryzen 5 3600Xを導入しました。CPUをRyzen 5よりも強力にする必要性を見つけられておりません。(Intel一本でしたが、AMDのRyzenは安定して動作しています)

気になったのはベンチマークを実行してみました。ローカル保存されたベンチマークテストであり、ネットゲームよりは、CPUの影響も小さいのかなとかんがえたのですが、興味もあり、ベンチマーク実施です。

ファイナルファンタジーXVベンチマーク

ファイナルファンタジーXVベンチマーク
ゲームをプレイしたことはないですが、色々なところで、このベンチマークが利用されているのを見ます。
結果はスコアー表示され、ゲームプレイの快適度を表示します。

インストール

ウェブよりベンチマーク媒体をダウンロードし、インストールします。

実行結果

実行ボタンをクリックして測定を性能測定を行います。 

3DMark

3DMark
定番のベンチマークとなります。

インストール

ウェブよりベンチマーク媒体をダウンロードし、インストールします。

実行結果

ベンチマーク結果纏め

GPU: NVIDIA 2060 SUPERFF XVベンチマーク3D Mark
Intel Core i7-670077316547
AMD Ryzen 5 3600X79247449

ローカルにダウンロードした媒体でのベンチマーク、予想とはことなり、多少ですが差分が出ました。ベンチマーク結果に差分が出るとは思わなかったので、びっくりな結果です。

オーディオテクニカのAT2020 USBにマイクスタンド導入

オーディオテクニカのAT2020 USBに付属してきたマイクスタンド、品質も良く形状もスマートで気に入っておりました。

ただ気になっていた点として、キーボードのクリック音でした。
PCのキーボードを利用しながら、マイクを利用する場面が多かったので、机に置くタイプの三脚にマイクだと、キーボードとマイクの距離が近く、キーボードのクリック音が大きかったです。
ノイズ除去をソフトウェア処理していますが、音源入力時点からノイズ入力を出来る限り抑えたいと考えておりました。

商品を選択しにくい現在のAmazonでマイクスタンドを探す

多くの在宅関係の商品が品薄な状態、品薄商品向けの類似商品の反映や、不自然なレビューなどでAmazonの信頼性が著しく低いです。
そもそもの出店されている商品の品質から疑う必要があります。
この点、ヨドバシカメラなどの大手通販サイトは厳選された商品が並んでおり、安心して購入できます。(現在は、品薄状態ですが)

多くの類似商品の中、選んだ商品は、Luling Arts マイクスタンドとなります。

  • audio-technica AT2020USB+ で利用出出来たとレビューを見た
  • Luling Arts製の上位モデルのマイクアームあり
  • 大手家電サイトでも取り扱われていた

2,800円で購入しました。

Luling Arts マイクスタンド アーム 卓上 開封

コンパクトな梱包で送付されてきました。
各パーツの梱包も丁寧でした。

一つ残念な点は、ポップガードがうまく固定できずに、開封30分以内には、パーツが壊れてしまい、利用できませんでした。↓↓

Luling Arts マイクスタンドのショックスタンドにAT2020を装着

付随のショックスタンドにオーディオテクニカのAT2020 USBを装着してみます。利用できるか確証ないまま購入したので、一番の関心事項でした。
ちょどよいホールド感で、どんな向きでも安心して利用できます。

数週間利用しましたが、アーム自体のバネもしっかりしていますし、アーム自体の強度も全く問題なく利用しています。
当初、さらに上位の1万円前後のマイクアームを探したりもしていましたが、今回の選択は安物買いの銭失いとなりませんでした。

多くの人が、在宅、Zoom、オンライン会議などで、Youtuberが直ぐに始められる環境が整ってきていますね。

余談ですが、気になるのは、仕事部屋のカメラの背景となる、部屋のインテリアです。

商品へのリンク

 

10万円でCPU、GPUをリフレッシュ

給付金もあり、10万円が一つの目安になると思います。

CPUの交換に伴って、マザーボードとメモリーも交換します。利用するCPUの世代に対応したマザーボードに交換する必要があり、メモリも利用できる周波数が高速化していたりと、現行製品に交換します。
GPUも交換対象としております。どちらかというと、GPUの交換がメインで、GPUの性能の足を引っ張らないように、CPUを変更といったモチベーションです。
今回の構成では、CPU交換に5万円、GPU交換に5万円で考えており、予算によっては別々にタイミングを見てアップグレードすればよいと思います。

現在のPC構成


玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ 80PLUS Bronze 550W ATX電源 KRPW-BK550W/85+
玄人志向

CPU検討

現在利用のCPUがIntel第7世代のCPUなので、現在販売されているCPUを購入すれば、大幅な性能UPが期待できます。

CPUのメーカーですが、Intel社かAMD社の二つの選択肢になります。
Adobeの動画ソフトなりを利用することもあり、IntelのCPUを選びます。
AMDのおかげで、第10世代のIntel CPUはラインナップも価格も魅力的です。
(PC性能を多く用いるソフトの信頼性を考えるとIntelのCPUが無難となってしまいます)

i5とi7のCPUで迷いましたが、CPU自体も過剰スペックとなっている現状と、各種ベンチマークサイトを参考にi5を選択しました。

利用用途として、今まで古いCPUを利用し特段困った事もなかったので、交換せずに来ました。今回は、GPUの性能に合わせたCPUもアップグレードを考えました。
(外出自粛により、PCでゲームを始めたことが一番の理由です)

PCの主な利用用途

  • 機械学習、Yolo/Darknet、Kerasなどのフレームワークを用いた学習モデル作成
  • PCゲーム(Fortiniteなどヘビーでない分野)
  • Microsoft Office
  • 写真編集 Adobe Photoshop
  • 動画編集(たまに)Adobe Prime Pro
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マザーボード検討

ケースの制約より、Mini-ITXの一択、CPUよりLGA 1200ソケットとなります。

現時点では、選択肢も少なく以下より選択する必要があり、価格よりASRock H470M-ITX/acを選択しました。
H470を選びましたが、H410でもよいと考えております。
H470とした理由は、CPUは長く使うので、後からマザーボードのみを交換するケースもなく、拡張性を見て考えました。(古い世代のマザーボードを探すのは難しいです)

  • M.2ソケット数(H410が1ソケット、H470が2ソケット)
  • 有線LANも2.5Gに対応

大抵は、MSI製を選択することが多いのですが、MSIからは、Z490チップセット製のマザーボードしか見つかりませんでした。

無線やBluetoothも不要であり、これらの機能が省かれた低価格版が出てこればと思います。

ASRock
H410M-ITX/ac
ASRock
H470M-ITX/ac
MSI
MEG Z490I UNIFY
参考価格13,00017,50031,500
チップセットINTEL H410INTEL H470INTEL Z490
M.2ソケット数122
有線LAN10/100/100010/100/1000/250010/100/1000/2500
オンボードRAID×
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/acIEEE802.11a/b/g/n/acIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax

GPU検討

こちらの記事を参照ください。
2020年7月個人向け深層学習・機械学習向けGPU (NVIDIA RTX Voiceも利用)

10万円でCPUとGPUの交換構成

現行新規
CPUIntel Core i7-6700Intel Corei5-10400F
CPU(コア/スレッド)4コア/8スレッド6コア/12スレッド
マザーボードMSI H110I PROASRock H470M-ITX/ac
M2.SSD1x 2280 Key M(PCIe Gen2 x 4)1 Ultra M.2 (PCIe Gen3 x4 & SATA3), 1 Ultra M.2 (PCIe Gen3 x4)
メモリ16GB(8GB×2枚)32GB(16GB×2枚)
GPUGeForce GTX 1660 SUPERGeForce RTX 2060 SUPER
GPUコア数14082176
GPUメモリ容量6GB8GB