Neural Compute Stick 2 (NCS) による結果検出リアルタイム化V1.1システムアップデート
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- フジテレビ|めざましじゃんけん結果画像検出システム
- めざましじゃんけん結果画像検出システム実装方式
主な変更点
Raspberry PiにNeural Compute Stick 2を導入。
画像検出速度の飛躍的な向上を実現し、めざましじゃんけん放映時のテレビ画面を用いたリアルタイム画像認識を実現。じゃんけん結果認識直後に、TwitterおよびWEBページに結果を公開。
めざましじゃんけん結果公開までの時間(速さ)で、世界No1を実現。(本家テレビデータ放送を除くWEB分野、個人による調査結果)
- じゃんけん終了とほぼ同時の結果速報通知(Raspberry Piでの画像検出実施)
Raspberry Piで画面キャプチャし、Windowsのメインマシンでの画像検出というシーケンス処理からよりリアルタイムな画像検出を実施 - 試行中じゃんけん出し手の予測エンジンをRaspberry Piで実行
上記より、めざましじゃんけん結果検出時のメインマシンWindows不要化を実現。
機械学習の学習モデル作成時は、GPUが必須であり、Windowsで実施。
V1.1機能一覧と実装(V1からの変更点)
機能名 | 実装 | |
画像検出フレームワーク準備 | 学習データ収集 | Raspberry PiとWEBカメラで、めざましじゃんけん実施時の画面キャプチャー取得 |
学習データ整理 | メインのWindowsマシンで実施。 LabelImgで学習したい内容のラベル登録 | |
学習 | メインのWindowsマシンでDarknetを用いて実施。 | |
システム起動 | TV起動 | Raspberry PiよりNature Remo経由で実施。 →HDMI |
TVチャネル変更 | Raspberry PiよりテレビREGZAのWEB APIを用いて実施。 | |
処理削除 | ||
画像検出 | 画像蓄積 | Raspberry PiのWEBカメラを用いて目覚ましテレビの画像をキャプチャー |
処理削除 | ||
めざましじゃんけん開始検出 | Raspberry Piよりめざましテレビ放送中のじゃんけん開始を検知 | |
じゃんけん参加 | Raspberry Piよりじゃんけん開始検知後にじゃんけん実施(「青」「赤」「緑」ボタン操作) | |
画像検出 | ||
検出結果 | 結果をDB登録 | |
情報発信 | WEBコンテンツ | SQL DB情報よりWEBコンテンツの更新。Synologyで実施。 |
Twitter発信 | WEBコンテンツ更新と同じタイミングでTwitter発信を実施。処理はSynologyで実施。 | |
じゃんけん予測 | じゃんけん予測 | 時系列予測RNNをtensorflow/kerasを用いて実装 |
システムの主要コンポーネント
Intel Neural Compute Stick 2
SYNOLOGY シノロジー DiskStation DS218j デュアルコアCPU搭載多機能パーソナルクラウド 2ベイNASキット DS218j[DS218J]