Raspberry Pi 3B+ 高温対策
プログラムのコンパイルなど4コアすべてを使った高負荷処理でなくても、結構高めの動作温度が気になっておりました。80°C近くになっている時間もありました。
夏も終盤ですが、8月末にRaspberry Pi 3B+にファンを導入しました。小さな基盤なので、ファンも小さかったです。
想像以上の効果でした、導入前が日次平均60°C付近が、導入後50°C付近と10°C以上の効果がありました。
以下が、平均温度の推移です。
Raspberry Pi 3B+の温度制御
Raspberry Pi 3B+には、2段階の温度制御が実装されています。
- temp_soft_limit
- temp_limit
temp_soft_limit
Raspberry Pi 3B +のみに導入されています。60°C以上になると、CPUスピードコントロールが実施されます。CPUクロックスピード調整システムが作動し、温度調整が設定されます。この温度では、クロック速度は1400MHzから1200MHzに低下する。デフォルト値は60°Cとなっております。
temp_limit
/boot/config.txtにtemp_limit=75と記載します。
この場合、70°Cからスロットリングが始まり、CPUクロックが標準の1.2GHzから段階的に600MHzまで低速化、75°C以下を保てるようになります。
スロットル時の最低CPUクロックも同様にarm_freq_min=400などと、さらに低く設定できます。
設定省略時(デフォルト)は、85℃となります。80°Cからスロットルを絞り、85°Cを越えないように制御します。
Raspberry Pi 3B+にデュアルファンをインストール
Raspberry Pi 3B+ デュアルファン Raspberry Pi Cooling Dual Fanを取り付けた際の写真を載せておきます。
綺麗に梱包されておりました。ファンを設置するシールもしっかりとした商品が同梱されています。
少し見ずらいですが、赤と黒のケーブルを接続し、ファンをボードに設置します。