Use Case(ユースケース)
Google音声コマンド経由でPCの起動を行います。
前提条件
- (Raspberry Piの)PHPが動作するWEBサーバがセットアップされている
- (Raspberry Piの)WEBサーバの公開設定が終わっている
- DNSで名前解決ができる、固定IPやダイナミックDNSを利用 SynologyでValueDomain向けのDDNS設定方法
- ルーターのNAT / Port Foward / Virtual Serverの設定が出来ており、インタネットからWEBサーバにアクセスできる API連携プラットフォーム
- (Raspberry Piの)https経由(SSL証明書)が設定済み
- (Raspberry Piの)WEBサーバより「etherwake」が利用可能
- IFTTTサービスの利用登録が実施済みである
- IFTTTサービスにおいて、Webhooksが利用可能である IFTTT(イフト)でWebhooksの利用
- 起動対象のPCをWOL経由で起動出来るように設定されている必要があります
全体の流れ
- IFTTTのGoogle AssistantよりPC起動時の音声コマンドをトリガートリガー登録
- IFTTTのWebhooksでPC起動時の音声コマンド受領時のアクションを実行(Raspberry PiのWEB APIへ発信)
- WEB APIよりPC起動(etherwake)
トリガー
トリガー(this)にGoogle Assistantを選択し「Say a simple phrase」のトリガーを選択します。
音声コマンドを登録します。
「パソコンを起動して」
「パソコンの電源を入れて」などを登録します。
コマンド受付時のGoogle Homeからのレスポンスも登録します。
「パソコンを起動します」
Lanuguage(言語)は、Japanese(日本語)を選択します。
アクション
IFTTTのWebhooksよりRaspberry PiのWEB APIへPUSH通知
- URL:準備したAPIのURLを指定します。外部からWEBアクセス可能なURLを指定する必要があります。また、APIトークンを送信するので、https:// での指定を強くオススメします。
- Method:今回は、POST受信に対応したPHPを用いるので、POSTを指定します。
- Content Type:
application/x-www-form-urlencoded
: キーと値は、その間に'='
がある形でキーと値の組になり、'&'
で区切られてエンコードされます。キーや値の英数字以外の文字は、パーセントエンコーディングされます。 - Body:準備したPHPの仕様に合わせて、3つのパラメータを設定します。
- APIKEY=apikey
- KEY=WakeupPC
APIKEY=apikey&KEY=WakeupPC
以下が、準備したサンプルのPHPスクリプトとなります。
//@HOME_API_LOG_NAME@ ログファイル名、書き込み権限が必要です //@HOME_API_KEY@ POST受信時の簡易的なAPI-KEYのトークン確認を行います //@WINDOWS_MAC@ WindowsのMACアドレス //各種設定 //ログのファイル名 define("HOME_API_LOG_NAME","@HOME_API_LOG_NAME@"); //home-api-key define("HOME_API_KEY","@HOME_API_KEY@"); //Windows PC define("WINDOWS_MAC","@WINDOWS_MAC@"); function WakeupPC($MAC) { logger("Start powerOn","INFO"); $cmd = 'sudo /usr/sbin/etherwake '.$MAC; $output = shell_exec($cmd); } function logger($text, $level) { $datetime = date('Y-m-d H:i:s'); $date = date('Ym'); $file_name = __DIR__ . "/log/log-home-{$date}.log"; $text = "{$datetime} [{$level}] {$text}" . PHP_EOL; echo $text; if(!(file_exists($file_name))){ touch($file_name); chmod($file_name, 0777); } return error_log(print_r($text, TRUE), 3, $file_name); } logger("Start API KEY=".$_POST['KEY'],"INFO"); if(isset($_POST['KEY']) && strcmp($_POST['APIKEY'], HOME_API_KEY) == 0) { switch ($_POST['KEY']) { case 'WakeupPC': logger("Start wakeupPC","INFO"); WakeupPC(WINDOWS_MAC); break; default: logger("This is private API. (in Default)","ERROR"); } }else{ logger("This is private API. (in else)","ERROR"); }
アクション
準備したPHPファイルより「WINDOWS_MAC」に設定したMACアドレスへ「etherwake」コマンドを用いてPC起動を行います。