Synology で外部向けDNS構築
固定グローバルIP向けに自前のDNSサーバーをSynologyを用いて構築します。
実際にDNSを利用するには、以下の設定変更が必要です。
正引き:ドメイン管理会社へのDNSサーバー登録
ドメイン総合サービス【VALUE-DOMAIN】でのDNSサーバーの設定
逆引き:IP管理会社(インターネットプロバイダ)へのDNSサーバー登録
GMOインターネットへのIP逆引きの設定変更依頼
Synology へDNSサーバーをインストール
SynologyのパッケージセンターよりDNS Serverをインストールします。
DNSサーバーの設定
正引き(www.miki-ie.comよりIPアドレス)および逆引き(IPアドレスからドメイン名www.miki-ie.com)を設定します。
正引き(www.miki-ie.comよりIPアドレス)設定
教科書どおりに、nsホスト名をAレコードで設定し、CNAMEで他利用したいドメインを設定しております。
実際には、正引きはドメイン総合サービス【VALUE-DOMAIN】のDNSサーバーを用いて運用しております。可用性を考え、すぐにバックアップ回線でのインターネットからのアクセスが可能となるように。更に、固定IPでの運用ですが、SynologyのDDNSの設定は、そのままにしております。デフォルトゲートウェイなど外部IP変更時には、DNSのIPアドレス変更が行われます。
逆引き(IPアドレスからドメイン名www.miki-ie.com)設定
逆引きのゾーン名ですが、利用するIPアドレスを逆から記載し、「.in-addr.arpa.」を加えたゾーン名となります。
IPアドレスが、「202.241.190.15」の場合は、逆から記載し「15.190.241.202」+「.in-addr.arpa.」となります。
202.241.190.15 の場合、
15.190.241.202.in-addr.arpa.
がゾーン名
SynologyのDNSサーバを外部公開(NAT設定)
TP-Link TL-ER6020でのVirtual Servers(NAT)設定の例となります。SynologyのIPアドレスのポート53を公開します。